既婚女性が考える絶対に反論できない反出生主義【ラスボス】
死にたい。生きているのが辛い。と悩む方が、増えています。
昨今は、コロナにより職や家を失い、生活が苦しくなり、命を絶つ方も多いですよね。
そんな方に知ってもらいたい言葉が、「反出生主義」です。
この記事を読めば、「死にたい」と考えることが、おかしいことではないということがわかっていただけると思います。
反出生主義とは何か
反出生主義とは、「人間が生まれること、産み出すことは悪である」という考え方のことです。
反出生主義思想で有名な人物には、ドイツの哲学者アルトゥール・ショーペンハウアーなどがいます。
wikipedia: アルトゥル・ショーペンハウアー - Wikipedia
彼は、のちにニーチェの思想にも影響を与えています。
私が反出生主義になった経緯
私は、学生時代、自分が女性であることに、絶望していました。
日本の女性差別意識を思い知らされたり、上司からセクハラに遭ったりしたからです。
詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
セクハラしないと会話もできない人たち - 脱コルセットブログ
私を傷つける男性という存在が許せない。
世界には男と女がいて、その世界で、女に生まれてしまったばかりに、常に性被害を受ける側になってしまった。
このまま生き続けても、自分が女である限り、何度も何度も嫌な体験をするのではないか。
こう考えるようになりました。
補足すると、世界には、もちろん男性の性被害者も、女性の性加害者もいるし、男でも女でもない人もいます。
しかし、私は女であり、加害者たちは常に男性でした。
私にとっては、女である自分は常に被害者で、加害者は男性なのです。
しつこく食事に誘ってきたのも、電車内でお尻を触ってきたのも、私との性行為の内容を職場で大声で暴露したのも、バイト中に服に唾液をつけてきたのも、皆男性でした。
つまり、この世に男性が存在し続けて、私が女性である限りは、死ぬまで性被害を受け続けるかもしれない。
それなら、死んだほうが良い。
そう思って、首吊り自殺を試みました。
実際にロープに首をかけて、足を離しました。
でも、死ねませんでした。
死にたい、でも死ぬこともできない。
そもそも初めから生まれなければ、こんなに苦しむこともなかった。
こうしてたどり着いたのが、反出生主義でした。
死ぬのは悪いこと?
よく、死にたい人に向かって、「あなたが死んだら悲しい」「生きていたらいいことがある」と声をかける人がいます。
私も、実際言われたことがあります。
でも、それって無責任じゃないですか?
まず、「あなたが死んだら悲しい」は、言い換えると、「私を悲しませるな」ですよね。
でも、私は、あなたのために生きているわけではないのです。
人が自殺することで、誰かを悲しませたとしても、犯罪ではありません。
合法なのですから、誰にも止める権利はないと思います。
次に、「生きていたらいいことがある」ですが、根拠がありません。
生まれてから死ぬまでずっと病気で入院していて、死ぬ間際、「楽しかったことなんてひとつもなかった」と言い残した男性の記事を、読んだことがあります。
残念ながら、現在はページを見つけられませんでした。
しかし、「生きていたらいいとこがある」というのは、必ずしもそうではないということがわかると思います。
我が子にも同じ思いをさせたくない
私は、自分自身が、自殺未遂をしたことがあるのに、我が子は幸せに生きられると考えられるほど楽天的ではありません。
どうして勝手に私を産んだのか。と親を責めた時期がありました。
だから、自分の子供も、勝手に生み出されたら迷惑なのではないかと思います。
妊娠して、生まれたいか本人に聞けたらいいのに、と思います。
親は、我が子の世話を最後までできるわけではありません。
先に死ぬからです。
子供は、勝手に生み出されて、学校にいかされ、働かざる者食うべからずなどと言われ、労働させられます。
望んで生まれたわけではないのに、労働を強いるなんて、カイジのようなものです。
勝手に生むなら、死ぬまでの食料くらい確保しておいて欲しいです。
生み出しておいて、自立して生きなさいなんて、自分勝手すぎはしませんか。