脱コルセットブログ

フェミニズムについて書いています

整形は悪か

皆さんは、整形ってどう思いますか?

 

私は断然あり派です

 

私は、高校を卒業してすぐに二重の埋没手術をしました

そのおかげか、初めて彼氏ができたし(モラハラ男でしたが)、街で声をかけられる体験もしました

 

朝の支度にかかる時間は圧倒的に短くなったし、アイプチが取れていないか頻繁に鏡で確認する必要もなくなりました

 

10万円近くしましたが、社会人になった今でも取れてなくて、もう二重グッズを買わなくて済むので安い買い物だったと思います

 

今でも忘れられないことは、クリニックの広告に、リピート率80%!と書いてあったことです

それだけ腕が良いということが言いたいことはわかりますが、それより私は人々が繰り返し整形をすることを知って驚きました

 

なぜなら、二重の埋没整形がすっごく痛かったからです

まず、瞼をひっくり返されて、麻酔の注射をぶっ刺されて、強い光を当てられながら目を開いていないといけない

麻酔で痛くないはずなのに、すごく辛くて、眩しくて、苦しかったです

 

手術直後に、看護師さんが、「すっごく綺麗に仕上がりましたね!」って言ってくれたのに、私は辛くて辛くて仕方なくて、その言葉を素直に受け取れませんでした

もう一生整形はしたくないと思いました

 

それと同時に、整形する人を尊敬するようにもなりました

 

整形は、もちろんお金もかかるけど、何よりも肉体的な負担が大きいです

埋没をした直後は、前びらきの服を着て顔に服が当たらないようにしたり、目をこすっちゃダメだったり制約も多かったです

ダウンタイムも、埋没とはいえ1ヶ月ほどあり、その間は目が腫れていて、整形したことを知らない友達に会うと、「眠いの?」とよく聞かれていました

 

それでも整形を繰り返す人はいます

私は、彼ら、彼女らは、とても強いと思います

美にストイックで、かっこいいです

 

そのような人たちを批判する人が信じられないです

 

きっと、整形をしなくても生きづらさを感じない生まれつき美人か、美醜にとらわれずに生きられる男性か、なんらかの理由で整形できなくて僻んでる人たちなのでしょう

 

整形しなくても化粧で可愛くなれる!

なんてコメントをよく見かけます

 

でも、私は、整形の是非を問うこと自体がナンセンスだと思います

 

なぜなら、「整形したい」と人々に思わせるような社会が悪いと思います

 

「二重の方が優れている」「鼻は高い方がいい」「顎はシャープで、エラはない方がいい」

などの美の基準がなければ、誰も整形なんてしないのではないかと思うんです

 

一人一人の顔が特別で、個性的で、素晴らしいと信じていたら、自分の顔を変えたいなんて思わないと思います

 

現に、二重の人が一重に整形なんてしないし、痩せてる人が、脂肪注入なんてしませんよね

 

だから、整形が悪いのではなく、整形が存在できるような社会が悪いのです

需要がなければ、ビジネスは成り立ちません

 

そんな社会に生きているのだから、整形する人がいたってなんら不思議じゃないと思います

特に女性は、常に顔の良し悪しを判定されながら生きているんですから

 

私は、街を歩いているだけで、すれ違った知らない人から「今の人可愛くね?」「今の人ブスじゃね?」などと評価されたことが、何度もあります

全て男性でした。小学生の男の子からもありました

でも、彼らのいう「可愛い」や「ブス」って、既存の美の基準に当てはめただけなんですよね

 

二重だから可愛い

一重だからブス

 

痩せてるから可愛い

デブだからブス

 

顎がシャープで可愛い

エラが張っているからブス

 

そうやって評価され続けた挙句、時間とお金を使って整形すると、「いかにも整形してますって顔だな」「整形してるのにブス」などと叩かれる

 

この状況、一体誰が得するんだろう?と考えてみました

 

陰謀論だって思われそうだけど、男性なんですよね

 

美の基準を作り出して、そこに当てはまる女性を持ち上げて、当てはまらない女性たちを叩いて自尊心を失わせる

そのあと、まるで救いの手かのように整形や、化粧を差し出す

すると不思議なことに女性たちは、自らの意思で時間とお金を投げ打って、顔を変えようとする

世の中に美人(美の基準に当てはまる女性)が増える

化粧品会社や、美容整形のクリニックは儲かる

女性たちは、時間とお金を奪われ、仕事や学校に置いて競争力を失う

ひたすらこれの繰り返し

 

早く女性たちに、この現状に気が付いてほしいです

化粧や整形は自己満足だ!なんて的外れですよ